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千葉県市川市の自然・文化・まちづくりを考え、活動する市川緑の市民フォーラム
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写真・文:田中 幸子(編集部) 

 ■2007年2月4日更新

   立春
 
   

2月3日の節分を経て、翌4日は立春です。
 立春は二十四節気の最初の節となっており、八十八夜、二百十日などは、いずれも「立春から数えて」ということになります。
 暦の上の春がやってきたわけで、陽差しはすっかり明るくなりました。
 しかし、まだ寒さは油断できず、2月半ばに雪が降ることも多いようです。

 今年は暖冬と言われ、1月は暖かい日が多かったですね。
 タンポポも短い茎のまま花を開き、梅や木瓜の花も盛りになってきました。
 里見公園の植え込みでは、オオイヌノフグリが早くも真っ青な花を咲かせていました。

 春の到来を知らせてくれる大好きな花ですが、早すぎるのが気になります。
 「異常気象」などでなければよいのですが…。

(了)

 

 ■2007年1月20日更新

   大寒
 
   冬至から1ヶ月、陽差しがだいぶ明るくなり、夕方もわずかながら日が延びてきました。20日は大寒です。あと2週間「寒の内」を辛抱すれば立春を迎えることができます。

 葉を落としたイチョウの枝が真っ青な空に映えていました。小鳥が数羽、梢に留まっていて、一瞬モズかシメかなと期待したのですが、どうもスズメだったようです。
 住宅地でも多少の木があれば、アオジ、ツグミなどがやってきます。法華経寺境内では、つい先日ヤマガラ・エナガ・シジュウカラの混群に出会うことができました。
 

 ■2007年1月6日更新

   小寒
 
   今年は6日が「小寒」です。
 「寒の入り」とも言われ、この日から大寒を経て節分(立春の前日)までが「寒の内」になります。
 この時期は実際に1年中で一番寒い時期であり、二十四節気の中では珍しく日本の気候に合致している節気です。
 寒稽古、寒仕込み、など敢えてこの時期を選んで行われる行事等もあり、「寒中見舞い」も寒の内の挨拶ということになります。

 写真の実は万両ですが、お正月の花には千両がよく使われます。また、同じような赤い実のなる植物で、カラタチバナは百両、ヤブコウジは十両とも呼ばれ、さらに一両と呼ばれる植物(アリドオシ)もあるそうです。
 

 ■2006年12月22日更新

   冬至
 
   12月22日は冬至、冬至を過ぎれば一日一日と日が長くなり太陽が戻ってくるようになります。

 秋から冬にやってくる渡り鳥の中でも、カモの仲間は市内の水辺で案外間近に見ることができますが、雑木林などが好きな鳥も、ようやく樹木の葉が落ちきって姿を見つけやすくなってきました。

 先日は大柏川でコガモを何羽も見ました。国分川でも見かけたことがあります。名前の通り小型のカモで、茶色い頭に鮮やかな緑色が目立ちます。

 ツグミは開けた原っぱのようなところが好きだそうですが、カキやミカンを狙って庭にやってくることもあります。

 バードウォッチングをするには、市川はなかなかいい環境なのではないかと思いますが、その環境を維持するには、それなりの真剣な覚悟と努力が必要なのではないかと思うこのごろです。


 

 ■2006年12月7日更新

   ハナミズキ
 
   今年は紅葉が遅いと言われているようです。
 場所によってはまだ緑を残したイチョウもあり、ケヤキ、エノキ、などの黄葉もとりどりに色づきながらまだ枝でがんばっています。
 ガクアジサイの花は目立たぬ実をつけたまま枯れ、葉を落としますが、枝には早くも来年の新芽が開き始めています。
 写真のハナミズキも来春の花芽をしっかり用意し、最後の紅葉で装っているように見えます。

 7日は大雪、ますます日が短くなってきましたが、約2週間後の冬至を過ぎれば、太陽が戻ってくるのが楽しみになります。しかし寒さはこれからが本番になるわけですね…。

 

 ■2006年11月22日更新

   シロダモの実
 
   二十四節気ではすでに立冬を過ぎ、小雪、大雪、冬至…と続きますが、市川では、晴れればまだまだ暖かい11月です。

 市内の緑地散歩で、柏井の斜面林にシロダモの実を見つけました。
 ちょうどアオキの実を丸っこくしたような感じで、なかなか鮮やかな色でした。
 よく見ると同じ枝に花も咲いていて、同行の方の説明によると、今頃咲く花が来年の実になるそうです。
 すぐ近くにもっと目立つ花があったのでそちらの写真を撮りましたが、後で調べたら、シロダモは雌雄異株なので、同じ枝に咲いていたのが雌花、写真に撮ったのは雄花ということになるようです。

 この時期は、シロダモのように赤く目立つ実ばかりではなく、食べられるムクノキの実、2つ並んだイヌマキの実、スダジイやシラカシなどのドングリも次々にみのって地上にたくさん落ちてきます。まさに実りの秋ですね。


 

 ■2006年11月7日更新

   立冬:コスモスにとまるツマグロヒョウモン
 
   11月に入ったばかりで、まだコートもいらないような陽気ですが、暦の上では早くも立冬ということになります。
  「寒露」の項で記したように、実際の季節とのズレは、もはや仕方ないこととあきらめるしかないようです。
 そこで、画像も「冬」にこだわらず、最近市内で見られるものを堂々と?掲載させていただくことにしました。

 曽谷貝塚公園にコスモス畑が広がっています。地元の方の丹精でしょうか、色とりどりに美しく咲き乱れていました。蜜を吸いに来る昆虫も多く、たまたま見つけたのがツマグロヒョウモン♀でした。
 この蝶は動物界によくある「雄の方が派手・美しい」という「法則」からちょっと外れていて、雌がはねを広げたところは、はね先の黒とそこに入る白い筋が本当に美しいものです。しかしこの写真では角度がうまくなくて、その美しさを十分に伝えられなくて残念です。いつかまたツマグロヒョウモンに出会って、もっと美しい写真を撮りたいものです。

 

 ■2006年10月23日更新

   霜降
 
   10月23日は二十四節気の「霜降」です。さすがに関東地方では、霜が降るには早すぎますが、久し振りの雨で冷え込み、暖房器具がほしくなりました。

写真は赤い萼に青紫の実を乗せたクサギの実です。
「クサギ」は「臭木」で、葉をもむと臭いということからその名がついたそうです。
8月頃咲くという白い清楚な花は、今まであまり気づかずに来てしまいましたが、この青い実がなると、赤い萼とのコントラストで、雑木林では目立つ存在になります。
うまく実と萼がいっしょに落ちていると、まるで、青い宝石のついたアクセサリーのようで、大事にとっておきたくなります。

市内では、国分高校近くの斜面林、真間山弘法寺石段脇の林などで見たことがあります。

残り少ない市内の斜面林を大切に残したいものです。
 

 ■2006年10月8日更新

   寒露
 
   強い低気圧のために強風が吹きすさび、まだ緑の葉をたくさん落としていきました。まるで台風一過のような秋晴れになった10月8日は、二十四節気の「寒露」です。

 いつも感じる「実際の季節感とのずれ」について調べてみたら、「ウィキペディア」につぎのような説明がありました。

「二十四節気の名称は、発明された当時の物がほぼそのまま使われており、当時の文明の中心であった黄河の中・下流域の気候を反映している。日本よりも寒冷で大陸的な気候の地で生まれたものであるため、日本の気候とは一部ずれがある。二十四節気をもとに配置された月や四季は、日本の実際の四季が約1ヶ月くらい早くなっている。このため、日本で独自に雑節が設けられたり、本朝七十二候が作られたりした。」

  この説明で、なるほどと納得です。

  さて、写真はよく庭などにも植えられている「たますだれ」です。
  なんとこれがヒガンバナ科なのです。花の様子も葉の出方もヒガンバナとはだいぶ違いますが、球根でよく増えるのは共通と言えるかもしれませんね。

 

 ■2006年9月20日更新

   秋分
 
   秋分の日・お彼岸、と言えばヒガンバナですね。

 どんなに暑い夏であっても、どんなに涼しい夏であっても、ヒガンバナはきっちりお彼岸の頃に咲き出すのですが、今年はちょっと違っていました。
 大町自然公園では8月末にはもう赤い花を開いており、自宅でも1週間以上早く咲き出しました。昨今言われる「温暖化」と関係があるのでしょうか?

 さて、写真はヒガンバナではなく、ミズヒキソウとキンミズヒキです。
 ピントを合わせて撮るのが非常に難しいミズヒキソウですが、キンミズヒキが並んで咲いていたので、そちらにピントを合わせることで、細いミズヒキソウの花穂もどうにか画面に入れることができました。
 同じ「ミズヒキ」の名がついていても、まったく様子の違う花であることからもわかるように、赤いミズヒキソウはタデ科、黄色のキンミズヒキはバラ科です。
 赤いミズヒキソウは、赤い花の中から白いしべが見えています。この紅白で「水引」の名がついたのかもしれませんね。


 

 ■2006年9月8日更新

   白露
 
   9月8日は「白露(はくろ)」…秋の気配が深まり野の草に露の宿る頃、と言われています。
 日中はまだ暑さが厳しい日もありますが、庭や畑・道ばたを覆い尽くす夏草もようやく勢いが収まってきたようです。車がひっきりなしに走る道路脇ではエノコログサが小さな群落を作っていました。

 畑などのへりでは、自生したものか放置されたものか、ニラが花を咲かせています。一つ一つの花は小さいですが、よく見るとけっこうきれいで、虫たちもたくさん集まってくるようです。
 市民プール前の原っぱでもニラが花盛りで、ここにはベニシジミが来ていました。

 

 ■2006年8月23日更新

   ミソハギ
 
   立秋に続く8月末の節気は「処暑」です。
 「暑さが収まる頃」の意味と言われていますが、そうあって欲しいという「願望」に限りなく近い、というのが実感ではないでしょうか。
 しかし、木立の多いところではだいぶ前からヒグラシの声も聞かれるようになり、日没から夜にかけてはようやく昼の暑さから解放されるようになった気がします。

 写真はミソハギの花です。大町自然公園の湿地に咲いていました。名前は「禊萩(みそぎはぎ)」がつまったもの、あるいは「溝萩(みぞはぎ)」からとも言われています。
「盆花(ぼんばな)」とも言われ、旧暦のお盆のときに、ミソハギの枝を水に浸して仏前の供物に水を注いで禊ぎ(みそぎ)をしたり、玄関先でおはらいをして祖霊を迎えるという地方もあるそうです。

 

 ■2006年8月8日更新

   栗のイガ  
   長かった梅雨がようやく明け、真夏日が続いていますが、暦は早くも立秋になりました。

 日中の暑さにふーふーいいながら、夕方ふと見上げた空に入道雲とはちがうすじ雲を見つけると、涼しい秋が待ち遠しく感じられます。

 6月にこの欄で栗の雄花を紹介しましたが、真夏のこの時期は緑のイガが5〜6センチに成長しています。中身の栗の実が熟し、イガが割れて食べられるようになるにはまだ1ヶ月以上かかりそうです。
 

 ■2006年7月23日更新

   夏草  
   「大暑」と言えば、「暦の上」でなくても、もっとも暑さを感じる時期のはずですが、今年の梅雨は各地に災害をもたらしながら、未だ明ける気配がありません。

 しかし、太陽の光が届かなくても雨の「めぐみ」だけは十分にあるので、草はぐんぐん伸びていきます。

 いっときの晴れ間に伸び放題の庭の草を刈りました。春に刈り残しておいたカキドオシが、いつのまにか地面にも他の草木にも好き放題に茎を伸ばしていました。引っ張ればいくらでも出てきて、まるで「芋づる式に」両手いっぱいになりました。

 芝生に毎年生えるネジバナはすっかり実になり、片隅ではミズヒキソウが穂を伸ばしていました。次の節気は早くも「立秋」です。

 

 ■2006年7月7日更新

   ハンゲショウ  
   二十四節気では、夏至の次は7月7日からの小暑、23日からの大暑と続きます。
 今はまだ梅雨明けの気配はありませんが、まさにこれから暑さが本格的になる頃ですね。

 二十四節気をさらに細かく分けたものに「七十二候」があります。例えば、立夏の5月6日から5日ほどの間は「蛙始めて鳴く」、11日からは「蚯蚓(みみず)出ずる」、16日からは「筍生ず」など、季節の生物の様子をとらえた言葉が当てられています。

 こうした七十二候の中で、今もよく取り上げられるのは「半夏生(はんげしょう)」ではないでしょうか。
 夏至から数えて11日目、今年は7月2日が半夏生にあたり、もとは「半夏生ず」つまり、ハンゲという植物が生える頃、ということでした。
 ここでいう「ハンゲ」は別名「カラスビシャク(烏柄杓)」のことで、畑や庭によく生える雑草です(写真右)。サトイモ科で、ミツバのような葉をもち、マムシグサのような仏炎苞の中に花をつけます。塊茎を乾燥したものが漢方薬の「半夏」になるそうです。


 ところで、今回のメイン画像は「半夏生」…紛らわしいのですが、こちらは「ハンゲ」ではなく、「ハンゲショウ」という名の別の植物なのです。
 葉の一部が白くなり、「カタシログサ(片白草)」と言われたり、「半化粧」の字が当てられたりすることもあります。
 ドクダミの仲間なのですが、同じ時期に花が咲くということ以外にもドクダミとの共通点がありそうです。

 

 ■2006年6月21日更新

   アジサイ  
   6月21日は夏至、昼が一番長い日ですね。
 千葉県では、日の出が4:24、日の入りは18:58となっています。
計算上は「昼」が14時間34分ですが、実際には日の出前・日没後も明るい時間がかなりありますから、さらに昼が長く感じられることでしょう。

 夏至という言葉とは裏腹に、関東地方は梅雨の最中でうっとうしい日が続いていますが、この時期は町なかでも色とりどりのアジサイを見ることができます。
 赤紫から青紫までのグラデーションがきれいなもの、真っ青なもの、白い新種のアジサイなどなど…。

 写真のガクアジサイでは、ちょっと見づらいかもしれませんが、中心部に細かいつぼみがたくさん集まっていて、その一つ一つが花として咲いています。
 しかし花が咲けばそのあとには「実」がなるはずですね。アジサイの実というのはあまり見た記憶がありませんが、この夏〜秋はじっくり観察してみることにしましょう。

 

 ■2006年6月6日更新

   栗の花  
    6月6日は二十四節気の「芒種」にあたります。
 「芒種」というのは稲や麦のようにノギのある穀物の種のことで、これはこの頃、秋に播いた麦類の実が稔って刈り入れが行われる一方、昔は今頃が田植の最盛期であったことをうかがわせます。

 市内柏井近辺の栗畑では、栗の花が真っ盛り。
 白く房のように見えるのは花粉を出す雄花です。
 栗の実になる雌花は、雄花の房の根元の方につきますが、全ての雄花の根元につくわけではないそうです。

 この時期、栗の花を見つけたら、雌花を探してみませんか?

 

 

 ■2006年5月21日更新

   ミカンの花  
   小満は、「陽気盛んにして万物ようやく長じて満つ」候とされています。

 立夏以来、今年はぐずついた天気が続き、なかなかさわやかな初夏を味わうことができませんでした。
久しぶりに晴れ渡った日曜日、民家の庭ではミカンの白い花が盛りを迎え、初夏の陽光を受けて輝いていました。
 クロアゲハ、アオスジアゲハ、ミツバチなどもやってきて盛んに蜜を吸っています。

 さて、ミツバチには採蜜のために輸入されたセイヨウミツバチと在来のニホンミツバチがあるそうです。
「セイヨウミツバチは箱で飼われ、ニホンミツバチは野外で自力で生きている」という説、あるいは腹の色や縞模様、厳密には羽の翅脈で識別するという方法があるそうですが、ここに写っているハチはどちらなのでしょう?

 

 ■2006年5月6日更新

   キウリグサ  
   5月6日は「立夏」、暦の上ではこの日から「夏」となります。

 今年の連休はお天気もよく、気温もぐんぐん上がって、まさに初夏らしい陽気になりました。
 新緑に誘われて散歩をする人も多く見られるようになり、公園の木々や社寺林・斜面林の木々も、それぞれに鮮やかな新芽の色を競い合っています。

 宮久保の白幡神社で桜の実(画像右)を拾っている人に出会いました。
 サクランボよりはずっと小さくて固そうな実でしたが、紅色に色づいていて、焼酎に漬けると綺麗な果実酒が楽しめるそうです。

 今回の画像は「キウリグサ」です。
 畑などに生えれば「雑草」として抜き取られてしまうような目立たない草で、春早く、小さな丸い葉をつけたロゼットから茎を伸ばし、その先に小さな小さな水色の花をつけます。
 キウリグサは、葉をもむとキュウリの匂いがすることから名付けられた、と言われていますが、こうして写真に撮ってみると「わすれな草」に似ているように思えてしかたがありません。

(柏井にて撮影)

 

 ■2006年4月20日更新

   タネツケバナ  
   立春・雨水・啓蟄・春分・清明、と続いてきた春の節気、4月20日から5月5日までの「穀雨」が春の終わりになります。

 「穀雨」という文字からも想像されるように、このころに降る雨は百穀を潤す、とされています。

 まだ田植えにはちょっと早いですが、市内にはすでに田起こしを済ませた田んぼもあり、田の畦には、タンポポ、ナズナ、カラスノエンドウ、タネツケバナ、キツネノボタン、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ヘビイチゴ…など、春の野草が色とりどりに花を咲かせています。大町の自然観察園では、水辺にタネツケバナがたくさん咲いていました。

 一見ナズナ(ペンペングサ)と似ていますが、花のあとにできる実が三角ではなく細長いのが特徴です。
タネツケバナの名は、苗代の準備に種もみを水につける頃に花が咲くことから、タネツケ(種浸け)バナと言われるようになったそうです。タネをたくさん付ける、という意味ではなかったのですね…。

(大町自然観察園撮影)


 

 

 ■2006年4月5日更新

   カジイチゴの新芽  
   4月5日は春分から15日目で、二十四節気の「清明」にあたります。
 「清浄明潔」(清らかで生き生きとした様子)という語を略したもので、万物が清々しく明るく美しい季節を表しています。
 桜をはじめとする草木の花も咲き始め、葉を落としていた木が新芽を出したり、冬場見られなかった草もぐんぐんと伸び始め、何の草、何の木、と分かってくる頃である、と古い暦便覧にも書かれています。

 写真は「カジイチゴ」の新芽です。
 キイチゴの仲間ですが、他の低木よりかなり早く芽を出す方で、4月にはもうつぼみをつけ、白い花の後にできる実は、5〜6月にオレンジ色に熟し、食べられます。

 市内でも結構見られますので、花や実の時期に探してみてはいかがでしょう?


 

 ■2006年3月21日更新

   じゅんさい池緑地の梅  
    「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言われることで、実際、どんなに暑い夏でも、どんなに寒い冬でも、「彼岸」を迎える頃にはしのぎやすくなり、季節が移り変わっていくのを感じることができるように思います。

 「彼岸」というのは仏教上の言葉ですが、カレンダー上の祝日である「春分の日」の「春分」も二十四節気のひとつです。よく知られているように、昼の長さと夜の長さが同じになる日で、春分を過ぎるとますます日が長くなり、桜の便りも聞かれるようになって、まさに本格的な春を迎えることになります。

 先日、中国分・じゅんさい池緑地の「梅まつり」に行ってみました。
 今年は暮れからの寒さが厳しかったせいか、どこでも梅の咲くのがたいへん遅かったようです。
 じゅんさい池でも、奥の梅林は残念ながら満開のタイミングが合わなかったようですが、池の周りの白梅紅梅はちょうど咲き始めて見頃という感じでした。

 柳の新芽も伸び始めて、これから草も木も一日一日の変化が楽しみな時期になりますね。

 

  ■2006年3月6日更新

   国分川調節池でのダイサギ  
    今年は3月6日が二十四節気の啓蟄(けいちつ)にあたります。もとは啓蟄啓戸・・・蟄虫(すごもりむし)戸を啓(ひら)く、の意味だそうで、大地が暖まって、冬の間地中にいた虫が這い出てくる日、とされています。実際にはまだ虫の姿を目にすることは少ないですが、畑や土手の陽当たりのよいところでは、オオイヌノフグリやホトケノザが花を咲かせるようになり、ようやく寒かった冬を脱したことが感じられます。

 調節池を造成中の東国分で、餌を探すダイサギを見つけました。水の中に小さな虫か魚を見つけたのでしょうか、首を伸ばして狙いを定めています。
 東国分中学裏手のこの辺りは、工事の進行に伴って現在立ち入り禁止になっていることが多くなりました。鳥たちはどうしたかな〜と思っていたら、最近、中学校の南側にわずかに残された水田で、ダイサギ・コサギ・アオサギなどの姿を見かけるようになりました。
 国分調節池が、北方遊水池のように、鳥や生き物たちが集まる豊かな水辺になるように、工事中に生き物たちに見捨てられないように、と願わずにいられません。


 

 ■2006年2月19日更新

   雨に濡れたモミジの枝  
   2月19日は二十四節気の「雨水(うすい)」にあたります。

 「二十四節気」とは、もともとは中国から伝わったもので、一年を24等分し、その季節にふさわしい名前をつけたものです。
 太陽の運行を元にしているため(春分・秋分など)、季節や陽気の変化がわかりやすく、農作業の目安になるものとしてたいへん便利に使われてきました。今でもよく天気予報などで「こよみの上では…」と解説されていますね。

 「雨水」とは、雪や霙(みぞれ)に変わって雨が降るようになり、雪や氷は溶けて水になる時季ということで、春の季語になっています。じっさい、立春を過ぎてからの雨は、草木の芽吹きをうながすようで、農耕の準備を始める目安となる、というのも十分にうなずけます。
 畑には、「雑草」と呼ばれているホトケノザ、ハコベ、スズメノカタビラなどが柔らかい葉を広げだし、秋に植えたチューリップも、とがった頭を出し始めました。

 市内のモミジ(庭木)の枝は、まだ固い芽のまま雨に濡れていますが、香川県の友人からは鶯の初鳴きが聞こえたと便りがありました。

(2005年2月20日撮影)

 

 ■2006年2月5日更新

   ロウバイ(蝋梅)  
   行徳野鳥観察舎の駐車場近くに数本のロウバイの木があります。
 枯れ葉色の風景の中で、鮮やかな、しかも透明感のある薄黄色の花が目を引き、いち早く春を知らせてくれます。
 しかし、ロウバイに気づくのは、むしろその香りによってかもしれません。
 毎日歩く道に1本でもロウバイがあれば、その甘い香りが、真冬の寒さに縮こまっていた心と体をほ〜っとほぐしてくれ、「ああ、もうすぐ春だ…」と気づかせてくれるような気がします。

(2005年1月22日撮影)

 
     
   ロウバイとはどんな花?  
   中国原産・ロウバイ科(梅とは別の仲間)
 唐梅(からうめ)とも呼ばれ、和蝋梅、素心蝋梅(ソシンロウバイ)、満月蝋梅、また唐蝋梅(トウロウバイ)などの栽培品種がある。

 名前の由来には3説ほどあり、
・花が蝋細工のように美しいから
・花弁の色が蜜蝋に似ているから
・蝋月(旧暦12月)に咲く花が梅に似ているから
などと言われている。
 

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